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ウクレレキッズクラブ・ジャパン-ジェニーの夢

”私たちの娘ジェニーのこと” 私たちは、カリフォルニア州サンフランシスコベイエリアに住んでいます。私 たちの娘のジェニーはこの地で生まれ育ち、2016 年秋、ジェニーはカリフォ ルニア州立大学バークレー校の3年生でした。ずっと行きたかった難関大学に 転入し、充実した学生生活を楽しんでいました。子供の頃から音楽好きで、ギ ターやウクレレを弾きながら歌を歌うのが何よりも楽しく、大学内のラジオ局 でボランティアを始めたところでした。 その年の 12 月 2 日、秋学期の全授業が終わり、その晩ジェニーと友人のバネッサは、隣町のオーク ランドにある倉庫で開かれたコンサートに行きました。そしてこのコンサート中に、大火事に巻き込 まれてしまいました。ジェニーとバネッサを含めた 36 人もの死者が出た大惨事で、多くの犠牲者は 学生やミュージシャンでした。 私たちと息子のクリスは、美しくて元気でとてもハッピーな 21 歳のジェニーを、この信じがたい悲 劇によって失ってしまったのです。悲嘆に満ちた日々が始まりました。その後沢山の方々からの励ま しもあり、音楽や芸術が好きで心優しかったジェニーの思いを受け継いでいこうと私たち家族は思い 始め、ジェニーの基金を設けました。当初は彼女が通った学校の美術や音楽のクラスに寄付をしてい たところ、やがてウクレレキッズクラブ(Ukulele Kids Club:UKC)に出会いました。この慈善活動を 始めたバーグマン夫妻も、大学生の息子さんを突然に亡くしていました。私達は彼らの活動に強く共 鳴し、パートナーとなりました。たくさんの方々のサポートを得ながら、今まで 200 以上のウクレレ を全米各地の病院に入院してる子供たちにプレゼントして、心のケアに役立ててもらっています。 ジェニーは 2017 年の秋から 1 学期間日本の大学で学ぶ予定でした。私たちは、ジェニーの遺志を継 いで、ウクレレキッズクラブのギフトを日本の子供達にも届け、少しでも多くの病気に苦しんでいる 日本の子供たちの心のケアに役立ちたいと思っています。そしてジェニーの思いが、この働きによっ て多くの子供達の心に届いてほしいと願っています。 2019 年1月 マイケル&俊子・モリス (Michael & Toshiko Morris) *ジェニーのストーリーは、ウクレレキッズクラブのサイトにも載っています。 https://theukc.org/keeping-jennys-dream-alive/

ウクレレキッズクラブ(Ukulele Kids Club: https://theukc.org/ )

ウクレレキッズクラブは、コーリー&エダ・バーグマン(Corey& Edda Bergman)が始めた非営利団体 で、フロリダ州にある本部の経営も含め、活動はボランティアが担っています。 ニューヨーク在住のバーグマン夫妻は、2010 年に 20 歳の息子、ジャレッドをウ イルス感染症によって突然に亡くしました。夫のコーリーは、大きな喪失感や痛 みを癒すため、メイク・ア・ウィッシュ財団のボランティア活動に参加し、多くの 恵まれない子供たちの希望を叶えるため何度もディズニーワールドに連れて行っ ていました。 その後夫妻はフロリダに移住し、ある日コーリーは友人からの誘いで小児病院を訪れました。病気と 戦っている子供達に接し、子供が大好きでミュージシャンであった息子の記憶と共に「この子供たち に何かしてあげたい」という思いが、心に重なりました。これを機に病院のファミリーセンターでボ ランティアを始め、ミュージシャンのコーリーがある時子供や家族のために得意なギターを弾くと、 子供たちが集まってきて踊りだし、親たちも笑顔で嬉しそうに眺めていました。この時彼は自分のい るべき場所を見つけたような気がして、その後は近隣の小児病院でボランティアとして演奏を続けて いました。 ある小児がん病棟でのことです。そこはシンと静まった全く音のない世界でした。その廊下を静かに ギターを弾きながら歩いていくと、その音に気付いた人の病室のドアが少しずつ開いていきました。 廊下を往復する間にある母親が近づいてきて、息子の病室で演奏してほしいとのこと。中には少年が 何本も点滴の管を腕につけて横たわっていましたが、コーリーが目の前でギターを弾き始めると、弱 っている体を起こし始めました。母親から「ジェイソンが 15 歳でロックバンドのギタリストだ」と聞 いたコーリーは彼にギターを渡しましたが、管などが邪魔してうまく持てません。そこでコーリー は、急いでボランティアの部屋から旅行用の小さめのギターを持ってきて、彼の腕に置いてあげまし た。ジェイソンの知っている曲のコードをコ-リーが静かに弾き始めると、ジェイソンがメロディー を弾き始めました。二人は一緒にギターを奏で、音楽の癒しが部屋を満たしました。 コーリーは、この経験から子供達自身が音楽を奏でることの大きな力を知り、少しずつウクレレを子 供たちにプレゼントして弾き方を教え始めました。そしてそのことを知った彼の友達が、ウクレレ購 入のための資金を寄付し始めたのです。ウクレレキッズクラブはこうして、2013 年にスタートしま した。コーリーのストーリーをもっと詳しく知りたい方は、彼の TED トークのビデオをみてくださ い。(https://www.youtube.com/watch?v=4IgyDjFAxdg)

ウクレレキッズクラブの活動内容

ミッションステートメント ”We harness the power of music to improve the wellbeing of children and families around the world. Through ukuleles and the support of music therapy, we give the gift of music for life.” 小児病院や一般病院の小児病棟に入院している子供達に、音楽療法の一環 として、音楽療法士が適切と判断する子供たちを選んで UKC のウクレレ を無料でプレゼントし、音楽療法士が弾き方を指導したり一緒に演奏しま す。ウクレレを弾くことによって音楽の癒しや楽しさを体験することによ って、心のケアとともに痛みの軽減や早期回復などにも役立つことを意図 しています。また子供だけではなくその両親や家族にも祖の好影響が広ま ることを望んでいます。このウクレレを家に持ち帰って演奏が退院後も継 続されることにより、生涯の音楽のギフトとなることを願っています。 フロリダで始まったこの活動は徐々に広がり、現在まで全米で 250 以上の病院に 入院する 7,000 人以上の子供たちに、ウクレレがプレゼントされています。またア メリカ以外でも、イギリス、カナダ、フランス、メキシコ、中国でも活動が拡大しています。 ウクレレキッズジャパン 日本での活動計画 コーリーとモリス夫妻始め私たち UKC ジャパンチームは、2019 年を UKC-J の始動の年となるよう 準備・活動しています。日本では音楽療法の認知や普及はまだまだ発展段階にありますが、 まず、音楽療法が行なわれている小児病院・小児病棟を、また音楽療法士が不在でも子供達にウクレ レを教えたり一緒に演奏するボランディアを受け入れてくれる病院を探しています。 また、ウクレレを病院で演奏したり子供たちに教えてくれるボランティアも探しています。 ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。 ウクレレキッズクラブ ジャパン ジェニーの夢チーム

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